クイッ君用給弾モーターを作る!
こんにちは!
今日はスプリング給弾マガジンの必需品”クイッ君”の弱点でもあるモーターの耐久性と更なる給弾能力アップをしたいと思います。
クイッ君はとても素晴らしい商品で非常に面倒なスプリング給弾マガジンの弾込めをあっという間に終わらせる優れた商品です。ですが使ってい行くうちに壊れてしまいます、、、買い替えるにもお値段が4~6000円するのでできたら治して使いたいのがサバゲーマーの願いですよね。
ではどこが壊れてしまうのかというと主にギアダウンユニットのギアや給弾でBB弾を掻き揚げる貨車が壊れます、、こちらはリペアセットが売っていますので修理可能なのですが肝心要の給弾用モーター自体が壊れてしまうんですよね。こちらのモーターは規格品ですので数百円で買えるのですが画像で見た通りで元々クイッ君に入っているモーターについている金属製のピニオンギア(画像では金色のギア)がとても固くて取れません(ピニオンリムーバーでも取れません)のでモーターの寿命を迎えるとクイッ君の買い替えになると思います。
当方もギアが取れなくて困っていましたがこのギア用のリムーバーを自作して取れるようにしました。
これでクイッ君専用のピニオンギアを他のモーターに流用できますので腕に自信がある人なら専用リムーバーを自作してみるの良いと思います。
さて本題ですがクイッ君自体はとても丈夫でギアダウンユニットや本体はほぼ劣化無しでギアのリペアユニットとモーターを交換し続ければずっと使えます(僕はジャンクのクイッ君を改造してもう8年くらい使っています)。一般の方は交換部品の無いモーターの寿命を迎えると新品を買い直さなければなりません、、、ですのでモーターを作って耐久性をあげてしまおうというのが今回のカスタムの肝です。
画像の様にのノーマルクイッ君モーターをばらすとコミュも焼け付いて減っているしブラシもないので(もともとほぼない)完全に死んでいます。もともとこの大きさのモーターは使い捨て用ですので耐久性がある様にできていないからですね。
ですのでその欠点であるモーターの耐久性を何倍にもすることが今回の目的です。
耐久性を上げるには耐久性のあるモーターを作るのが一番良いと思います。
★自作モーターの詳細★
①ノーマルモーターの作動限界電圧の底上げ、、、、、、ノーマルモーターは作動限界電圧は6Vほど、、これはマブチモーター RE-260系モーターを参考にしています。マブチ260系は適正作動電圧は3Vほどで700maですがクイッ君は最大6Vの電池で駆動させているんで耐久性はかなり落ちてると思います。今回の自作モーターはモーター缶の容量限界に挑戦して9V動作をさせます。
②電源の強化、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、ノーマルはアルカリ電池6V動作(最大)ですが今回はリフェ3セル9.9V 1000ma(ラジコン送信機用)で電圧高め、、、電流低めでトルクフルな給弾能力を発揮できるように改造します。
、、、となります。では早速モーターを作っていきます。
まずはあるルートから260系モーターを入手してきます。この時に注意してほしい事は6V以上の電圧がOKなモーターをチョイスすることです。またステーターは肉厚でネオジウム、サマコバ(多分無い)を選びます。
画像では右がノーマル、左がカスタム用のステーターです。若干磁石が肉厚で磁力も大分強化してあります。
ステーターのマグネット径を考慮してローターのPEW線を巻いていきます。今回は低速での運用ですのでローターとステーターのギャップクリアランスはかなり狭まく作ります。
画像の右がノーマルローター、左が今回作ったローターです。ちょっと拘って秋葉で良いPEW線を買ってきて作っています。PEWの径はノーマルと同じですが画像でも分かるようにターン数がかなり多く巻いて作りました。
ターン数はコミュの電量の容量を計算しています、、、、ノーマルローターと強化ローターのコミュテーターを比べると解りますがノーマルがいかに貧弱か判ると思います。今回は低速ですし別に回転数をシビアに上げないで良いのでローターバランス取りをしていません、、、、ミニ四駆のチューナーさんだったら130系モーターでもバランス取りしているかもですね。
ノーマルローターの重量が14.3g、、、、まあ普通です。
今回作ったモーターは15.3g、、、、、1g分PEW線が多いです(ローター自体の重量は最初にノーマルとほぼ同じ重量でした)。
この後、ローターを軽く研磨して脱脂しました。
配線抵抗もかなり低いです、、、良いローターに当たったのかもしれません、、、ラッキーですね。
強化用のエンドベルです。最初の画像のノーマルモーターのエンドベルのブラシと違ってしっかりとブラシがあり端子の大きさも元々違います。リフェの電圧は9.9Vですが電流値は送信機用ですのでかなり低いです。リポ7.4V(実測8.4V)仕様にしていたら端子はしっかりと強化して0.75sqくらいのラグを自作してつけたほうが良いかもしれません、、、でもこの仕様ですとスプリント用のモーターの作り方になるので給弾用モーターには不向きになると思います。
そんなこんなでブラシを整えてモーターは完成!
リフェバッテリーはクイッ君に直付けで現在は運用しています。若干の給弾能力アップとトルクフルな給弾能力!、、、スプリングマガジン(190連)を約100本給弾してもバッテリー電圧は)9.3v以下になりません、、、かなりの低燃費!、、、そして驚きのモーターの耐久性!
、、、良いクイッ君ができたと思います。
、、、まあ普通に労力を考えると新しいクイッ君を買った方が良いですがスプリングマガジンオンリーで運用するゲーマー様や競技系ゲーマー様にはかなりお勧めかなと思います。当方もクイッ君の便利さを知ってしまったら手動式のBBローダーには戻れないと考えています。
それではまた!
PS、、、、、フィールド作り進んでいますがかなり遅れ気味です、、、コロナの状況を見ながらフィールド作りのスパートをかけたいと思っています。
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