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G&G 64式 FCUオミット

こんにちは!


随分とブログの更新遅れてしまいましてすみません。

新しいカスタムメニューの開発、実験とちょっと大変でして、、。


今回は年に数丁はご依頼がありますG&G 64式のカスタムのアップデートをお知らせいたします。


 64式が発表されまして数年が経ちました。

とても高額な銃で中のパーツもほぼ全て専用設計でパーツの品質は最高です。

、、ですがオリジナルFCUに不具合が発生する場合がありまして治らない事があります(新品FCUに交換しても)のでFCUをオミットして新たにトリガー周りを作り直す作業が必要になることもあります。


前回のブログで大体のカスタムはご説明しましたが今回は少し新たなトリガー周りのカスタムを進化させましたので少しご説明させていただきます。

64式のトリガー周りの設計はかなり特殊でメカボにトリガーが無くロアフレーム側にトリガーとセーフティー機構が付いています。

ですのでFCUオミットしてトリガーのスイッチを作ろうとするとロア側にスイッチを作ることになりますがスイッチのベースをロアの内部に固定するところが無いのです(ロアのトリガー周りにセーフティー機構が所狭しとあるからです)。

では簡単にちゃちなタクトスイッチをつけてハイ、終わり、、、とい訳にもいかず耐久性と電圧の関係でオムロンのV型スイッチを付けることになると思います(やっつけ仕事は当工房では御法度ですので)。

トリガーは人によって強く引く方もいらっしゃいますのでベースはしっかりと作ります。

応力を考慮しますとロアのケース内に固めのベースを作ると割れる可能性がありますので硬質なウレタンベースで作ります、、、これは前回の64式カスタムと変わりませんが実は今回は少しスイッチのはんだ付けに拘ってみました。

配線の芯線の太さと線数を変更して新たなはんだの技術の”空中はんだ”を施しました。

画像はこの様になります。



画像ではわかりずらいですが配線の芯線の中にもはんだを流し込んでいます。

空中はんだを施すことによってスイッチ自体が強固に固定できますし硬質スポンジベース内である程度スイッチが暴れてもはんだが強固についたスイッチが踏ん張ってスイッチがずれません、、またある程度ずれても芯線が断線することもありません。

何丁も64式のスイッチを作りましたが今までスイッチが壊れた報告はないのですが念には念を入れて新たに空中はんだを64式カスタムに施させていただきますのでよろしくお願いいたします(耐久性アップですね)。


PS、、空中はんだはもともとオーディオアンプの技術ですがこのような特殊な電動ガンスイッチの制作には有効だと思われます。アンプ作っているプロの方からしたら邪道かもしれませんがこれもありかもですね。

 

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