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次世代 スカー ハイサイ40カスタムの考察

やっとカスタム落ちついてきました。

9月には少し暇になるのでカスタムご希望の方はどうぞご連絡お待ちしています。

では本題に、、、

最近は次世代のDSGカスタムの可能性を追求しています。

次世代のメインはやはりM4系ですが(実際にハイサイ40カスタムも今まですべてM4でした)ここではスカーのDSGカスタムにおける可能性を書こうかとおもいます(実際にスカーのDSGカスタムを運用してテスト結果が良好です。主に剛性面でM4系よりも良いです)。

それではまずは剛性の面での考察です。

画像はスカーのロアフレームです。

材質はプラでリコイルありで使っていると2万発くらいで(個体差あり)ロアフレームにガタが出てきます。ですがさすがにマルイ製ですのでガタが出ても上手くフレームのヨレを分散してチャンバーがズレずに良い命中精度を確保しています、、、大体5万発も撃てば結構給弾不良が出たり命中精度が悪くなってそろそろ買い替え時になると思います。

主に劣化が酷くなるところは、、、

フレームピンのところと、、、

グリップのところ、、、、ここはフレームの劣化でモーターの位置がずれてきてギア鳴きするようになります。またグリップのネジを閉めるとメカボが斜めに付くようになってしまいます(ここがダメになると一番良くないです)。

当工房ではオーバーホールを重ねてきた約10万発撃ったスカーのカスタム依頼がありましたがここがもうだめで新品からカスタムしました、、大往生したスカーでしたね、、、。さすがマルイ様の設計でまだまだ撃てていました。

ここはストックとロアフレームを繋げている部分です。ネジ二本でロアとストックが結合されていますがM4ほどがっちりと互いにつながってはいません、、、ほどよく緩くフレームとつながっています、、、これがリコイルの衝撃をストック側があまり受け持たずにほとんどロアフレームで受け止めます、、、、ここがスカーの優秀なところでもあり欠点でもあると思います。欠点はスカーの構えると少し剛性不足をストックに感じますがここで上手く剛性の”逃げ”作っていてメカボとチャンバーのズレを予防しています、、、これがメリットですね。

また良く壊すストック固定用のボタンがプラで壊れますがこれが壊れることによってストックのダメージ(転倒等)を銃本体にいかないようにしてるんだと思います。

次世代スカーの心臓部、、いちばん命中精度に影響があるところです、、、画像はノズルとチャンバーベースを正面からカメラで撮ったところです。

スカーのアッパーは非常に丈夫でしかも優秀でチャンバーをしっかりと固定しますし非常にうまくリコイルウェイトの衝撃を逃がしています(海外製のリコイル付き銃はここの技術でまだまだ劣っていると感じます)。

ですがロアフレームが劣化してくるとチャンバーの位置がずれ始めて給弾不良やノズルがチャンバー内側にすれるようになり、、またホップパッキンセンターにノズルが入らなくなり命中精度に影響が出てきます。

この事例を検証した結果、スカーを新品で買ってすぐにリコイルをオミット、、そしてDSGカスタムを施すのが一番スカーにとって良い状態を長年維持できると思います。

何丁か身内にハイサイ40カスタムをスカーに施しましたがやはり新品からリコイル抜いたハイサイ40カスタムしたスカーは命中精度が良くてフルの散りもかなり少ない結果が出ています。

M4系の次世代は剛性が高いですがリコイルの逃げの事を考慮するとちょっとだけスカーの方がフレーム的に有利かと上記の理由から当工房は考えています。

またスカーはPDWやSIG MCXのようにM4でいうアッパーフレームはハンドガードと一体になっていて剛性が非常に高く通常にM4のようにアッパーとハンドガードが分かれているものよりも剛性面で非常に有利となります。

すなわちアッパーフレーム(ハンドガードとアッパーフレームが一体)でチャンバーを支えている構造となっていてアッパーが”主”としたらロアーは”副”という感じになり命中精度に影響するアッパーがヘタりずらいのは歓迎できます。

ですがやはり構えた剛性感は個人的にはM4のほうが良いと思いますから一長一短かもですね。ピストン後方にプッシュロットがあってリコイルウェイトがピストンと平行に動くM4系リコイルエンジンはダイレクトにリコイルの衝撃が体にリニアに感じられ非常に良いです。

ピストンの上にリコイルがあるスカーはリコイルの衝撃がストックで上手く吸収されちゃうんであんまりリコイル感はないかな?、、、個人的には感じます。やはり一長一短ですね、、スカーもM4も。

ちなみにVFC SIG MCXは凄い剛性感があって良いです。命中精度も良いんですがマガジンの相性がかなりあるので苦労します。

上記のことを考慮するとやはりDSGカスタムはその負荷が強いピストンのレシプロ動作からノーマル次世代よりもフレームにダメージを与えやすいですからDSGカスタムはスカーの方がM4系よりも良い命中精度が確保できると思います(若干ですが、、)。

またノズルの慣性質量から秒間サイクルは36~38発までが限界かと思います、、色々と加工や調整をしていますがこれ以上のタペットのレシプロ動作は多大な負荷になりタペットやノズルの破損になります、、これは次世代のノズルの重量がノーマル電動ガンノズルよりもかなり重い(次世代AK系を除く)のでどうしても負荷に弱くなるのが原因です、、、う~~む難しいですね!、、、次世代の非常に良い命中精度を確保したままサイクルを40発以上にするカスタムはやはり難しいです。

スカーはその伝送系の構造からM4系よりも配線の抵抗が少なくてしかもミニ規格のバッテリーが使えてかなりDSGカスタムに向きますよ!

もしもスカーでDSGカスタムを考え中の人は当工房までご連絡ください。

PS、、、、、次世代用のピストンも考察中です、、、最適なAOE調整、、負荷が少ないピストンの選別&加工もかなり進んでいます!。

ピストン笠増しでラックギアの衝撃ベクトルのコントロールよりもラックギアの歯厚と歯の高さを考慮してAOE無しでラックギアの高さを加工して調整したほうが良い結果になるんじゃないかと検証実験しています!

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