ロット違いのＭＧ４２の不具合報告

取り急ぎ報告を！

今年に入ってなぜかＧ＆Ｇ　ＭＧ４２を７丁ほどカスタムしています。

どのＭＧも不具合がバラバラで大変で現在も３丁のＭＧのカスタムを請け負っていますがＭＧだけはカスタムが大幅に遅れ気味です。これには理由があって不具合の度合いがロットにちがく大幅に加工と調整は必要だからです。ここ３年ＭＧをカスタムしてきてMG４２にはロット番号がフレーム刻印されていて番号によって不具合が違うことがが判って来ました。

ロット番号～２００番台くらいはアウターバレルの銃口の大きさが小さくノーマルでもバレルチェンジを繰り返すとアウターの中でＢＢ弾が当たるようになったりします（しない場合もあります、、っていうかその前にマガジンが壊れます）。

ロット番号４００と８００と９００番台のもカスタムしましたがアウターバレルの形状またはフレームの形状がよくないのかインナーバレルが使っていくうちに歪んできます。これはインナーバレルの精度が最初から良くないのが関係していると思います。ＭＧのバレルは真鍮製で外見の黒ずみや劣化具合から一度いっぺんにバレルの製造をしてから追加でバレルの製造はおこなっていないような気がします（要は１ロット以降作っていない）、、何故なら綺麗なインナーバレルを見たことがないからです（これはインナーバレルだけを注文した場合も結構劣化したものがきますから、、）。

ここら辺のロット番号のものはどうにかカスタムできましたが今カスタムを請け負っているロット番号３００番台二丁がちょっと厄介です。このロットのものはインナーが元からよくないのは判るのですがバレルチェンジ機構のパーツでアウターの先っちょをフレームに固定するアタッチメントがグラグラで剛性もよくないです、、バレルを固定しても他のロットのものよりも手で触るとグラグラ動きます。これが災いしてＤＳＧカスタムするとピストンの打撃の振動で盛大にアウターがぶれます、、そうするとインナーバレルのセンターもずれてハイダーの内側にＢＢ弾が当たります、、結果１０発に一発の確立でBB弾弾道が乱れてよくないです。

これはいくらノズルとチャンバーのセンターをとってもその先のフレームとアウターの固定が非常に甘いのでマズルの手前でインナーがずれまくるMGの構造上の欠点が浮き彫りのなる結果に、、、。

M4ですとインナーバレルとアウターは微妙に触れなくすることも可能ですし、チャンバーの固定にはアウターバレルにチャンバーベースの溝がありチャンバーがすっぽりと嵌ります（ワンピース構造丈夫ですよね）からメカボとチャンバーベース（アウターバレル）でセンター合わせればずれることはありません、、。ですがMGはバレルチェンジ機構のためにチャンバーベースが元からグラグラでアウターとインナーの間にはクリアランスは全くないです、、しかもアウターのセンターはフレームの先に可動式のアタッチメントとフレームの先に依存しますからインナーバレルはずれ放題！、、、しかもインナーバレルはバレルチェンジ機構のイジェクト（スプリング式）のパーツの一部として機能するんでバレルチェンジするたびにインナーバレル自体に負荷がかかります（その分インナーバレル自体がノーマル電動ガンよりも太くなっています）。

この不具合を直しつつ今までカスタムしてきましたがフレームが曲がっていたりアタッチメントのセンターに不具合が出ていたらどうしようもないです。

その現象がロット番号３００番台であるんです、、しかも二丁も、、。

こうなると専門業者に正確な精度を出した（パーツ単位）パーツの加工が必要になりそれでもバレルが暴れる場合はインナーバレル自体を固定するしかないです。もしくはDSGギアカスタムを辞めてエアー容量を増やせる普通のシングルセクターで組むしかないです。

ロット番号はストック基部の横に刻印があります。

ここです。

このMGは１０００番台、、、これも同じような不具合のが出ています。ですがインナーバレルがよいものだと良ければあんまり加工しなくて良いんですがね。

で、、問題のロットは、、、。

この銃ともう一丁３００番台の、、、、

こっちも同じ現象です、、ちなみにこのうちの一丁は香港経由のショップから直接取り寄せたMGです。日本に入ってきているロットと海外からの取り寄せ品のロットはバラバラでした、、海外でもお客さんから予約が入るとG＆GにMG４２を取り寄せる売り方だと聞きました。当工房が今年カスタムしたMGは３００～１０００番台のモデルでした。

またフレームのアタッチメント不良のパーツはこれです、、、