サイバーガン製 FAMASハイサイ33カスタム!!
ハイどうも!
サバゲー界隈で有名なファマス大好きなゲーマーさんからの依頼でサイバーガン製ファマスのハイサイ33カスタムを依頼されました。
このファマスは中古で買ったものらしく最初から壊れいて修理&カスタムで結構大変でした!
自分はサイバーガン製ファマスはこの銃で3丁目でカスタムはこなれていたのですが今回のファマスはロット違いなのか前オーナーがいじったか判りませんがいろいろと調整(というか欠陥)という名の改良をしないとまともに玉が飛びませんでしたよ、、、前の2丁はカスタム楽だったんですがね、、、、。
、、、それでは検証していきましょう!
まずはマルイ製バージョン1とサイバーガン製メカボとの比較です!
上のEG560モーターが入ってるのがマルイ製、下がサイバーガン製です。
同じメカボのように見えますがすべてが全然違います!。外見からはモーターの収納場所と三つのギアの位置が全然違いますね!
次にメカボを割ってみましょう!
ご覧のようにタペットもシリンダーヘッドもギアもトリガーのコネクティングロッドも何もかも違います!、、、、マルイのフルコピーで何故作らなかったのでしょうか?、、、まあ、海外でEG-560モーターは無いので仕方なく汎用品で代用設計したんでしょうけども中華に設計能力はありません。いろいろと突っ込みどころ満載です。
次にギアの比較です。
ちょっとゴチャゴチャしますがサイバーガン製とマルイファマスの純正ギアの比較画像です。
○ベベル、、、ノーマルギア
○スパー、、、専用品
○セクター、、ノーマルギア
サイバーガン製はこういった構成です。
マルイのギアは専用ギアですが壊れてもマルイに在庫あればいくらでも修復可能ですがサイバーガン製のファマスはスパーギアだけは替えが利きません!。なので慎重にギアに負担が掛からないようにカスタムするしかないですね。
スパーの歯数が気になったのでギアのレートを計算することにしました。
21.726!!
、、、、おいおい、むちゃくちゃトルクギアではないですか!約22対1なのでEg-1000で回すとサイクル10~12発くらいです。これではdsgギア使う意味がないのですのでモーターをスピードのあるものに換えます。
ロネックスa2に換装しました。
しかし問題発生です!モーターのエンドベルがメカボケースに嵌りますが全く調整できません。メカボのモーターホルダー側のでっぱりがエンドベルに当たります、、、、よってピニオン調整用のイモネジも意味がないです(そもそもデフォの時点で調整が合ってない)。設計の時点で色々と間違っているみたいですね、、、とほほ、、。ですのでメカボのモーターホルダー側を削ります。しかし、削ってもモーターの調整幅が全く足りないので、、、
ピニオンをピニオンリムーバーを使ってベベルとの噛み合わせを調整していきます。これが結構大変で大変で、、、ホントに厄介な設計ですがモーター軸とベベル軸はピッタリと合ってるしモーターのガタもないから一回調整してしまえば耐久性はかなり良いと思います。
お次はタペットです。
左がshsバージョン2タペット、右がファマスタペットです。採寸、厚み、素材、、等々すべてが違います。もう特殊すぎて替えがないので慎重に調整しないといけないです。
タペットの羽の部分はこんなに厚いです。厚さも手伝ってセクターギアと当たってしまい宜しくないです。もちろん削って調整です。
タペットの幅は絶妙で調整しないでokでした。デフォで試射したときは弾道がバラバラでしたのでちゃんとタペットが戻りきってなかったと思います。タペットが規定位置に戻らないとホップがちゃんと掛からなかったり、ノズルのエアがちゃんとBBに当たらないので弾道の乱れに繋がりますね!タペットリターンスプリングも少し強くしようかと思いましたが換えのタペットがないので強くするのは今回は見送ることにしました。
、、、で調整していくと壁にブチ当たります。
なんとタペットの後進量が足りないのです。どこを削っても足りなくなるのでノズルを削ってやろうかと思いましたがそうすると今度はつまずきホップに陥りますから困りました。
、、、、しょうがないので奥の手を使います。
こうしましたよ、、。
このようにギアのタペットピンに銅製のチップを作って埋め込みます。その際にチップがタペットに当たるのでタペットも加工します。
このチップは市販のセクターチップのタペットのノズル開放時間の延長の効果にプラスしてタペット後進量の延長の効果もあります。これで問題は解決しました。それにしてもロットによって随分と中身のパーツが違うよサイバーガンさん?、、、、
お次はノズルです。
左が新たに加工して取り付けたノズル。右がデフォで入っていたノズルです。若干BB弾の高さが左のほうが高いと思います。これは新たに導入した左のノズルが給排気仕様だからです。よく判らないのですがこのファマスは中古ということで給排気ノズルを加工して給排気を無くしたもになってました。ですから同じ採寸のノズルでも給排気の方がノズルとBB弾の間に隙間が出来るので若干高さが出ます。デフォのノズルはこれが原因でBB弾がチャンバー適正位置まで行かずにつまずきホップ状態になっていました。これがデフォでこうなのかそうじゃないかは判りませんが中華にはよくあることですね。このノズルに換えて調整して初速計ってみると換える前よりも随分と初速変化がなくなりました。給排気周りもサイバーガンは適当に設計しましたね、、ここもか!サイバーガンよ!泣きたいですね。モーターホルダーも設計おかしいのでメカボの設計も駄目、、、、給排気も駄目!。やはり中華には新たなメカの設計は無理のかな?、、。とにかく命中精度、飛距離をUPさせるに大変苦労しましたよ(3回はメカボ開け直しました)。
そして、、、、、
最後にでもサイバーガン製のファマスの良いところを、、、、。
画像のタペットのL字部分の強度が良いです。これはタペットがでかくて厚いのもありますがシリンダーヘッドのノズル位置がタペット寄りなのでハイサイにして高負荷を掛けてもタペットがアライメント変化を起こさないのでフルのバラつきがなくなります(でも、チャンバーの出来が今一歩何でバラつきは微妙ですが、、)。あとはやっぱりメカボが鬼のように丈夫なのが良いですね。
そんなこんなで苦労しましたが7.4Vでサイクル28発程度のDSG仕様のハイサイガンになりました。本当はサイクル30発以上にしようかと思いましたがスパーギアとタペットがアフターで手に入らないので低負荷のやさしい銃になりました。試射もしましたが良く飛び良く当たります。
サイバーガン製のファマス、、、手間はすごい掛かりますしチューナーの腕も要りますがいざ完成しちゃうとマルイよりも良い銃が出来上がりますからファマス愛好家の人は一丁どうですか?